リジェネロンはFDAの決定がより高いものであることを期待している
リジェネロン・ファーマシューティカルズの会社ロゴは、2020年9月17日、米国ニューヨーク州タリータウンにある同社のウェストチェスター・キャンパスの建物に見られる。ロイター/ブレンダン・マクダーミッド/ファイル写真
[8月3日 ロイター] - リジェネロン・ファーマシューティカルズ(REGN.O)は、大ヒット眼病治療薬アイリーアの高用量版について米国で市場予想よりもはるかに早い第3四半期に決定が下されると予想し、木曜日の同社株価は5%上昇した。
米食品医薬品局は第三者メーカーキャタレント(CTLT.N)の検査を受け、6月に高用量版の承認を拒否した。
リジェネロンは、FDAが要求する製造データを順次提出しており、8月中旬までに提出を完了する予定だと述べた。
来年には審査が行われるとの予想に対し、FDAは第3四半期に同薬の決定を下すと予想している。
リジェネロン氏は、高用量のアイリーアはポゼリマブと同じラインで製造されており、その実験薬は希少血液疾患の治療のために審査されていると述べた。 この薬に関する決定は8月20日までに下される予定だ。
ウェルズ・ファーゴのアナリスト、モヒット・バンサル氏は「ポゼリマブの承認は(高用量)アイリーアのスケジュールにとって大きなプラスになると考えている」と述べた。
アナリストらは、この点眼薬の高用量版が承認されれば、ロシュ(ROG.S)のバビスモなどのライバルに対する防御策となる可能性があると述べている。
リジェネロンと提携先のバイエル(BAYGn.DE)は、患者の支持を得るために高用量で注射間隔を長くすることに賭けている。
第2四半期のアイリーの米国売上高は7%減の15億ドルとなったが、予想の14億8000万ドルをわずかに上回った。
一方、提携先のサノフィ(SASY.PA)が記録した湿疹治療薬デュピクセントの売上高は同四半期に33%増の27億9000万ドルとなった。 2017年に承認されたこの治療薬の販売は、アイリーアの売上減少の緩和に貢献した。
リジェネロンの同四半期の調整後利益は1株当たり10.24ドルで、リフィニティブのデータによるとアナリスト予想の9.84ドルを上回った。
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